引きこもりの天才たちを紹介

引きこもりの天才たち

引きこもりというとあまり良い印象を持つ人は少ないと思います。しかし世の中には引きこもることで偉業を成し遂げた人々がいます。以前夏目漱石にもあった引きこもり時代という記事を書きました。今回はその拡大版!もっとすごい偉人達を紹介します。

ヒエログリフ解読『ジャン=フランソワ・シャンポリオン』

シャンポリオン

画像引用:ウィキペディア

まず最初に紹介するのはヒエログリフを解読したジャン=フランソワ・シャンポリオン(1790-1832)です。彼は古代エジプト学者。言語にも精通しており10カ国語以上理解し、若くして大学の助教授になるなどの天才でした。

1799年にナポレオンがエジプト遠征の際に発見した謎の石板ロゼッタ・ストーン。そこに書かれていたのがヒエログリフです。ナポレオン軍はロゼッタ・ストーンをフランスに持ち帰りました。多くの学者たちが、ヒエログリフ解読に挑みましたが、誰も成功した人はいませんでした。

成長したシャンポリオンも解読に挑みます。若くして天才だったシャンポリオンはナポレオンに実際に会っています。そのときにナポレオンから励ましの言葉をもらい、完全にやる気スイッチがONになってしまうのです。

シャンポリオンは引きこもりヒエログリフ解読に没頭しました。しかし全く上手くいかず。さらに極貧だったため相当辛かったようです。当時のフランスは動乱期で、政治経済ともに混乱していたので、職にもつけなかったのです。

彼はあらゆる言語に精通していました。中でも珍しいコプト語という言語にも詳しかった。当時、コプト語を理解している人はほとんどいませんでした。それが彼に味方します。コプト語は古代エジプトの言語に近かったのです。そこからヒントを得て解読に成功するのです。

ヒエログリフには発音はするけれど意味のない文字というものがあると気づきます。ぶっ飛んだ考え方です。英語にはそんなものありません。だから誰も思いもつきませんでした。これがヒエログリフの特徴なのです。

解読に成功したシャンポリオンは嬉しさのあまりパリを全力疾走し、雄叫びをあげて失神したと言われてします。

ポアンアカレ予想『グレゴリー・ペレルマン』

グレゴリー・ペレルマン(1966-)は世紀の問題ポアンアカレ予想を解いた天才数学者です。ポアンアカレ予想には1億円の懸賞金がかけられていました。100年以上未解決だったため解ける人はいないのではと思われていました。

ペレルマンの母は数学教師だったため、幼い頃から数学の英才教育を受けていました。16歳の時、数学オリンピックで最年少金メダリストになります。優秀だった彼は数学会の注目を集めますが、突如として姿を消します。(この間何をしていたかは不明だが、母親と隠遁生活をしていたと思われる。)

それから数年後、インターネット上にポアンアカレ予想を解いたとされる論文が出回ります。誰もが嘘だろうと思っていたのですが、あまりのもそれらしいことが書いてあったので本当かもしれないと騒然となります。書いたのはペレルマンということも判明し、彼は世界トップクラスの数学者が集まる中で解説することになりました。しかしペレルマンが説明しても誰も理解できる人はいませんでした。あまりにも難しすぎたのです。凄すぎ!!

ペレルマンはポアンカレ予想を位相幾何学ではなく物理学的アプローチで解いたのです。全くの別角度から解いたので誰も理解できなかった。その後ペレルマンが正しいと結論づけられ、彼は歴史に名を刻みました。

しかし懸賞金の1億円は受け取りを拒否。数学会のノーベル賞と言われるフィールズ賞も受賞拒否。今でも母親と隠遁生活を送っています。ペレルマンがここまで世俗を嫌うのは数学界の闇が原因とされています……

フェルマーの最終定理『アンドリュー・ワイルズ』

天才数学者フェルマーが残した超難問、それがフェルマーの最終定理。それを解いたのがアンドリュー・ワイルズ(1953-)です。

フェルマーの最終定理とは

3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組が存在しないという定理のことである。

引用:ウィキペディア

一見、簡単そうに見える問題。そのため数々の数学者が挑みました。しかし見事に玉砕、人生棒に振った超難問なのです。この問題に取り憑かれたら最後、人生の破滅が待っていました。

ワイルズは幼い頃にこの難問を解こうと決意。しかし師匠からは止められていました。それくらい危険な問題でした。しかしワイルズは挑戦します。

家に引きこもり、この難問に7年の間没頭します。そして或る日突然、ふとアイデアが閃き、この問題を証明するのです。この7年間、誰にもフェルマーの最終定理を解いているということは言わず、知っていたのは妻と子供達だけでした。

まとめ

3人紹介しました。いかかでしたでしょうか?3人とも引きこもることで人類の超難問を解決しました。

個人的に好きなのはペレルマンです。彼は変人的であり、厭世的です。シャンポリオンやワイルズが名声を手にし、社会的にヒーローとなる中、ペレルマンだけはそれらをすべて拒否し、引きこもりを続けています。よほど数学界に絶望しているのでしょう。栄誉に群がるコバンザメのような奴らがわんさかいますので、それらを断ち切るためにも拒否したのだと思っています。

どっちにしろ3人とも神!!凄すぎ!!

参考文献:
ジャン=フランソワ・シャンポリオン – Wikipedia
グリゴリー・ペレルマン – Wikipedia
アンドリュー・ワイルズ – Wikipedia

脱ぼっちしたい人へ

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