二番手が一番な理由

一番

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先駆者ってカッコイイよね。響きがいい。

でもさ、実際のところは一番手って難しいんだよね。デメリット計り知れないんだよ。数々の実験と失敗。人々からの蔑視。いつ実現するかわからない超ハイリスク。これらのデメリットを乗り越え、成功できたとしても、そこで終わりじゃない。後発組との争いが待っている。

先駆者は後発組に欠点を晒している状態なので、徹底的に研究される。その結果、低コストで改善され、負けてしまう。こんな例は歴史を見ても数知れず。

一番手って不利なんじゃないか?

Yahoo VS Google「検索エンジン」

Google signs

検索エンジンが登場し始めた頃、Yahooが独走状態だった。しかし当時の検索エンジンにはノイズが多く、検索結果に訳の分からないサイトが出てくることがよくあった。

Googleはその欠点を改良する新しいアルゴリズムを考えた。被リンク数である。Googleは新しいアルゴリズムで検索エンジンを作り上げた。さらにトップページのゴチャゴチャした広告を無くし、シンプルなデザインにした。格段に使いやすくなった。

この革新が検索エンジンの世界を変えてしまった。そしていつの間にか、二番手が一番になってしまったのである。

Netscape VS Internet Explorer「ブラウザ」

Piñata de Internet Explorer

Windows95以前、世界一のシェアを誇ったブラウザは、Netscapeであった。

MicrosoftはWebの普及に伴い、ブラウザ開発に着手。Internet Explorerを作り上げた。第一次ブラウザ戦争である。

MicrosoftはWindowsにバンドルする形で、Internet Explorerを普及させていく戦法に出た。当時Netscapeは有料、Internet Explorerは無料であった。

Netscapeは為す術なく敗退した。Netscapeの弱点をことごとくついた販売戦略であった。結局二番手であるMicrosoftが勝利した。

MySpace VS Facebook「SNS」

Facebook

FacebookがSNSを席巻する以前、この世界に君臨していたのは、MySpaceだった。MySpaceは音楽、エンターテイメントをメインにしたSNSで、2006年にはアカウント数が1億を突破した。しかし最終的にはFacebookに大きく差をつけられることになる。

後発組のFacebookは完全に違う戦略だった。まず学生しかアカウントを作れなかった。その上、実名登録制であった。MySpaceのユーザー層の穴をついていた。大学生というニッチな層から、全世界へと浸透していった。

MySpaceはFacebookの真似をすることもできたが、方向転換ができなかった。一つのSNSがここまで大きくなるとは想像していなかった。後発組の方が、ニッチな分野を攻めやすく、斬新なアイデアを実現しやすい。

二番じゃダメなんですか?

「二番じゃダメ。一番じゃないと意味がない」って言うけど、本当なのかい?

むしろ二番の方がいいですよね。

一番手だと、時間と労力がかかりすぎてハイリスク。成功しても、その上にあぐらをかきやすい。組織も大きくなり、動きが重くなる。一度成功したアイデアを捨てるにはためらいがあり、方向転換がしにくい。欠点を常に後発組に晒す宿命にある。

二番手の方が圧倒的に楽。一番手の欠点を改善すれば、リスクも少なく低コストで成功できます。二番手最高じゃないか。

参考文献

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