プラシーボ治療によるメリットとデメリット

プラシーボ

プラシーボを利用した治療は有効なのか?そんな疑問を持ったことはありませんか?

※この記事は個人的な見解です。

「プラシーボ」の絶大なる力

プラシーボとは思い込みで効くことです。

例えば、砂糖(偽薬)を「これは特効薬だよ」と言って飲ませると、病気が治ってしまう現象です。

プラシーボの力は強力で癌をも治すと言われています。末期癌患者が奇跡的治ったという事例がありますが、プラシーボによるものも多いです。

逆に思い込みの力を悪い方へ使うことも可能です。

昔、実際に行われた実験ですが、被験者を目隠しして、ナイフを腕にあてます。実際には腕は切れていませんが切れたように思わせます。その後水が滴る音を聞かせます。被験者は自分が失血しているものと思い込み、死亡しました。

被験者の頭には血がなくなったら死ぬという知識があったため、実際に出血していないにも関わらず、死んでしまったのです。思い込みの力で死ぬこともあるといういい例です。

ではこのプラシーボを治療に使えないでしょうか?もし使えるとしたらこれ以上強力な薬はないのではないでしょうか?

発生の条件

プラシーボが発生する条件があります。

それは患者が偽薬を100%信用していること。これが大事です。少しでも疑いがあるとプラシーボの効果は薄れます。

医者が言うことを100%信用している患者がいるならば、医者が出す薬が砂糖でも効いてしまいます。

あなたはどうでしょうか?普通、医者の言うことは正しいと思いこんでいる人が多いのではないでしょうか?

風をひき、病院へ行くという行為そのものが、医者を信用しているからです。医者なら治してくれると思っているからです。

しかし、町で一番評判が悪い医者ならどうでしょうか?もっと言うとヤブ医者なら?

同じ診察方法、処方でもどちらが効くでしょうか?

患者が偽薬を100%信用する。これが条件です。

メリット

プラシーボのメリットは計り知れません。上述したように、プラシーボは末期癌すら治すからです。どんな薬よりも効くと言っていいでしょう。特効薬がない不治の病ですらも治してしまう。

人間の思い込みというのは、それくらい力があるのです。病は気からというのは、ある意味本当なのです。

アフリカの魔術師はこういった力を利用しています。特効薬はないながらも、魔術の力を信用させて治療しています。

時間を掛けた儀式を行うのもそのためです。もし儀式が肩を叩くだけなら信用するでしょうか?それよりかは、生け贄を捧げ、火をつけ、訳の分からない言葉を言ったほうがそれらしく見えますよね。ちゃんと理由があるわけです。

プラシーボは特効薬がない不治の病も治してしまう可能性がある、これがメリットです。

デメリット

逆に言うとデメリットもあります。

もし、医者の言うこと100%信用している人がいたとします。しかし医者が診断ミスで、その人を末期癌で余命3ヶ月と宣告したらどうなるでしょうか?

健康な人でも、たちまち虚弱になり、3ヶ月後に死ぬでしょう。

医者が診断ミスをしてはいけない理由がここにあります。間違いは許されません。

健康な人でも殺してしまうのがプラシーボです。

プラシーボは対症療法?

プラシーボのデメリットはさらにあります。

例えば、うつ病の人が薬を飲むのをやめた途端、具合が悪くなるというもの。うつの薬というのは、飲んでいるという安心感で効いているだけの可能性があります。

この場合、根本的な治療にはなっておらず、あくまで対症療法にすぎません。つまりこの人は死ぬまで一生薬を飲まないといけません。

医者が次々と薬を増やしたらどうなるのでしょうか?一つでも飲み忘れたら、具合が悪い気がしてくる。一日中、ダルくて動けない。

ここまで来ると、プラシーボが逆に働いていますね。

「薬を飲まない」=「具合が悪くなる」という思い込みができてしまっています。

なので薬をどんどん欲しがります。飲んだ分だけ効くと思い込みます。オーバードーズはこうして完成します。危険ですね。

プラシーボでの治療は再発の可能性も

もう一つ。プラシーボでの治療には再発の可能性があります。

現代で一番プラシーボ効果が得られるのが手術です。

皮膚を切って閉じて、手術は成功しましたと言えば、患者の症状が改善すると言われています。外科的手術のイメージは強力なので、プラシーボ効果も高いです。

しかし病気が良くなったとしても、10年後に再発する確率が高い。例えばヘルニア手術で良くなったのは、ただのプラシーボ効果なのですが、10年近く経ったら、また腰痛を再発してしまうのです。

(詳しくは腰痛は<怒り>である 普及版サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療

薬と手術で、プラシーボの持続時間がかなり違うことに気付きます。本人が思い込めば、持続するのでしょう。しかし心身症の場合、本人の思考や性格は変わっていませんので、また再発してしまうということです。そのため完治させるには別のアプローチが必要になります。(認識療法など)

諸刃の剣をどう使うか?

プラシーボは不治の病を治してくれるありがたいものですが、人を殺す可能性も秘めています。諸刃の剣です。

正直、全ての治療にはプラシーボ効果が多かれ少なかれ働いています。治療の効果が、医者の力によるものなのか、プラシーボによるものなのか、測定することはできません。

ただ現代医学からすると、精神病に関しては薬の処方がメインなので、デメリットの危険度は増します。うつ病が治らず、薬漬けになっている人を見ると悲しくなります。(医者にとっては薬漬けにしたほうが儲かります)

早く気づいて抜け出してほしいですが、抜け出す方法もまだ確立されていません。(あることにはあるが、難しい。死をも超えるショックを与えて、価値観を変えるとか。)

まとめると、不治の病にはプラシーボによる治療をしてみてもいいと思いますが、それ以外、特に心身症の薬物療法は対症療法と割り切ることです。じゃないと薬漬けになる可能性もあります。

あと治すという意志は大事。自発的に治そうとしないと治らない病気はあります。最後の最後は自分の意志です。

前回の記事:うつ病とセロトニンは関係ない可能性あり

脱ぼっちしたい人へ

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